Sub-meetings(研究集会)

第4回研究集会

  1. 主催 日本シティズンシップ教育学会(JACED)
  2. 会場 早稲田大学 早稲田キャンパス 3号館(Google マップPDF) 6階 606教室
  3. 期日 2023年5月13日(土)15:00~18:00(JST)(18:15~ 情報交換会)
  4. テーマ「ボランティアとシティズンシップ教育(社会貢献活動がもたらす個人と社会の変容)」
  5. 詳細:https://jaced.jp/archives/575

趣旨

ボランティアをはじめとする社会貢献活動の教育的効果は、シティズンシップ教育の文脈においても盛んに議論されてきた。近年では高校生・大学生が自らのボランティア体験や社会貢献活動を共有し、その輪を広げようとする取り組みも各地で行われている(一例として「世界こどもの日 ユースフェスティバル」〔https://youthfestival.jp〕)。ここに集う人々は、社会課題に対するそれぞれの見方を語らう中で、参加者同士の繋がり(コラボレーション)を生み出すきっかけを得てきた。一方で、このような連携に向けた取り組みが十分に拡大しているとは言い難い。各個人や団体の熱心な活動も、有効なコラボレーションが実現しない場合、その目的が硬直化してしまい、期待される成果も学習効果も限定的なものとなってしまう傾向にある。時代の要請に柔軟に対応した持続可能な活動、ひいては個人や社会の変容へとつながる実践は、いかにして生み出されるのであろうか。

シティズンシップの本質として、社会参画・社会貢献という目的はその土台となるものである。この観点に基づき、参加者同士が繋がりあえる教育の可能性、更にはユース世代のシティズンシップ向上について、参加者とともに検討したい。

第3回研究集会

  1. 主催 日本シティズンシップ教育学会(JACED)
  2. 会場 Zoomによるオンライン形式
  3. 期日 2022年5月14日(土)15:00~19:00(JST) (18:00~19:00:情報交換会)
  4. テーマ「ユース・エンパワーメント:18歳成年時代の若者は、市民としてどう育っていくのか」
  5. 詳細:https://jaced.jp/archives/384

趣旨

18歳成年時代。2022年4月に、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられ、18歳、19歳のおよそ200万人以上が成年となります。OECDでも35の加盟国のうち32カ国、既に18歳を成人年齢と定めており、特に北欧諸国では、市民社会をつくる市民育成が行われています。

今大会では、この18歳成年時代を迎えた今、改めて、「責任ある創造的な社会の一員は、どのような経験、学び、きっかけで育つのか」を問いとし、対話を深めていきます。第一部では、「ユースエンパワメント」をテーマに、さまざまなきっかけを経て、社会に参画している10代、20代を迎え、北欧におけるシティズンシップ育成にもフォーカスを当てながら、この問いを深掘りしていきます。
第二部では、第一部での気づきや学びをもとに、参加者同士の対話を深めていきます。

私たちは、学校教育、社会教育、また家庭での教育など、さまざまな形で、市民育成に携わっています。混沌とした社会を、より豊かで質の高い社会作りにつなげていくために、18歳成年時代を共に考え、より良いスタートにつなげていきましょう。

第2回研究集会

  1. 主催 日本シティズンシップ教育学会(JACED)
  2. 会場 Zoomによるオンライン形式
  3. 期日 2021年5月29日(土)15:00~17:00 (17:15~18:30:情報交換会)
  4. テーマ「多文化共生と多様性概念の普遍性を問う:シティズンシップ教育の視点から」

企画趣旨
 グローバル化の進捗する現代社会において、平和で持続可能な未来に向けた多文化共生が重要な課題としてクローズアップされています。シティズンシップ教育は、多文化共生社会の構築にどのように貢献しうるでしょうか。またシティズンシップ教育を語る上で、そもそも多文化共生の何を問題にしなければならないのでしょうか。さらに価値観の違いに起因する国際対立が尖鋭化する世界において、西欧的な民主主義理念とそれに依拠するシティズンシップ概念は果たして本当に普遍的なのか、それとも市民性のあり方自体に文化的多様性が認められるべきなのか、といった課題も問われなければなりません。日本シティズンシップ教育学会の企画する第2回研究集会では、シティズンシップ教育と多文化共生をめぐるこうした諸問題について、学校教育、市民活動、NPO、国際機関という多様なフィールドをもつ気鋭の専門家が集い、討議します。現代社会におけるシティズンシップ教育の存在意義を問う多層的な議論の展開が期待されますので、皆さまぜひ奮ってご参加下さい。

シンポジスト(五十音順):
小野“Perry”行雄(神奈川県立横浜国際高等学校教諭、法政大学/桜美林大学講師)
上別府隆男(福山市立大学教授)
辰野まどか(一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト[GiFT]代表理事)

指定討論者・コーディネーター:長沼豊(学習院大学教授)
司会・共同コーディネーター:小林亮(玉川大学教授)

5. お申込み方法・その他
参加費は会員、非会員ともに無料です。参加申込は下記のグーグルフォームからお願いします。
開催方法:Zoom
定員:100名
参加費:無料参加方法:事前申し込み制(以下のURLからお申し込みください。申込者には、 ID・PASSを前日にお知らせします。締め切りは5月27日(木)24:00です。) https://forms.gle/14VjVWZFrDawqVFs8

第2回研究集会パンフレットは下記よりダウンロードください。

●2020 August 1(SAT)

【終了】第1回 オンライン 研究集会
 シティズンシップ教育・市民性教育のこれまでとこれから

日時:2020年8月1日 (土)16:00~18:00
開催方法:Zoom
定員:100名(事前申し込み制・申し込み順)
参加費:無料


混沌とする社会情勢の中で、これからの持続可能な社会づくりの担い手を育成する教育・学習活動が期待されています。参加型民主主義社会を支える市民を育てることをめざすシティズンシップ教育には、求められる教育・学習活動についての基本的な考え方や実践方法の知見を得ることができます。
そこで、本学会の第1回 研究集会として「シティズンシップ教育・市民性教育のこれまでとこれから」をテーマとしたパネルトークを開催します。近接領域における研究者、教育実践者、学校教員、社会教育・生涯学習関係者、市民団体関係者など、皆さまの参加をお待ちしております。

パネラー:
・大久保 正弘 (シティズンシップ教育推進ネット、株式会社キーステージ21)
「日本におけるシティズンシップ教育の実践事例と研究の動向」
・由井 一成 (学習院大学)
「日本におけるグローバル・シティズンシップ教育に関する研究動向」
・谷口 和也 (東北大学)
「シティズンシップ教育の系譜から見た現代的課題」
指定討論者:
・水山 光春 (京都橘大学、本学会会長)
コーディネーター:
・岩本 泰 (東海大学)