シティズンシップ教育学会特別講座のご案内
2019年12月の学会設立以降、COVID-19の影響もあり、設立総会以降は対面でのイベント開催が叶わず、会員同士の交流の場も限定的となっておりました。情報交換会の開催もオンラインという形で行われたのみで、特にシティズンシップ教育研究に関心を寄せる学生や近年関心を寄せ始めた研究者にとっては、「仲間づくり」の機会が不十分であったと思われます。
本特別講座では、そのような交流の機会を設けることを意図しつつ、今後のシティズンシップ教育研究の発展を目的として、毎回、シティズンシップ教育研究の第一人者にご登壇をいただくものです。シティズンシップ教育の基本から現在のシティズンシップ教育研究の動向(ローカルからグローバル、更にはデジタルやバーチャルといった新機軸でのシティズンシップ教育)や教育現場での実践(新教科「公共」や特別活動、道徳教育などを通したシティズンシップ教育)まで、各登壇者の専門性を中心としつつも幅広く議論を展開し、研究の輪を広げることを趣旨としております。
講座の開催にあたっては、シティズンシップ教育研究の世界に足を踏み入れたばかりの方、シティズンシップ教育研究の新たな視点について検討中の方など、幅広い参加者のニーズにお応えできるよう、参加者から事前に寄せられた質問に対する回答やディスカッションなど、双方向型のイベントとなるよう計画しております。また参加者の範囲についても、会員に留まらず、入会予定の方に対しても門戸を広げ、より多くの方々にシティズンシップ教育研究への関心を高めてもらうことを期待しています。
2021年度
2020年度シティズンシップ教育学会では、3回にわたり特別講座を開催いたしました。2021年度(2021年10月~2022年9月)も引き続き、特別講座を4回(第4回~第7回)にわたり開催する予定です。シティズンシップ教育研究初心者の方やこれから研究を深めていきたいとお考えの方々の積極的なご参加をお待ちしております。参加費は各回無料となっております。
2月23日に開催した第4回では日本シティズンシップ教育学会理事の清水弘美先生にご登壇をいただきまして、「主体的な社会の形成者を育成する特別活動~指導力を高めるポイント~」と題し、講座を開催いたしました。
第5回は4月23日に、石森広美先生にご登壇いただき、「グローバル・シティズンシップ(地球市民性)を育む英語の授業-異文化コミュニケーション能力の育成と外国語学習の意義-」と題し、講座を開催いたしました。
第6回は7月9日に、長沼豊先生にご登壇いただき「シティズンシップ教育とボランティア学習」と題し、講座を開催いたします。
第7回は9月18日に、松倉紗野香先生にご登壇をいただきまして、「公立中学校におけるグローバルシティズンシップ教育の実践―実践に関わった『教師』への着目―」と題し、講座を開催いたします。申し込みの準備が整っておりますので、ぜひご登録ください。
2020年度
2020年度(2020年10月~2021年9月)シティズンシップ教育学会では、3回にわたり特別講座を開催いたします。
原則として対話型、双方向型の講座となります。シティズンシップ教育研究初心者の方やこれから研究を深めていきたいとお考えの方々の積極的なご参加をお待ちしております。参加費は各回無料となっております。
第1回:2月27日(土)16:30~18:00 (18:15~19:30情報交換会)【終了】
「学校教育とシティズンシップ教育~コロナ禍とデモクラシー:シティズンシップ教育の視点から考える」水山光春先生
第2回:7月3日(土) 16:30~18:00 (18:15~19:30情報交換会)【終了】
「市民の再定義とシティズンシップ教育の多様性―関連諸教育のちがいとともに」(仮題)藤原孝章先生
第3回:9月上旬~中旬16:30~18:00 (18:15~19:30情報交換会)【終了】
「ユネスコの提唱するグローバル・シティズンシップ(地球市民性)と平和・非暴力の文化」(仮題)小林亮先生
〈運営〉
日本シティズンシップ教育学会事務局
運営責任者 由井一成(早稲田大学)
事務局幹事 特別講座担当 田中崚斗(広島大学大学院)、小野太郎(伊丹市立摂陽小学校)、片山奈緒美(筑波大学大学院)、玉井慎也(広島大学大学院)