第11回特別講座 開催のお知らせ(2023年9月24日)

EVENTS

2021年度(2020年10月~2021年9月)シティズンシップ教育学会では、4回にわたり特別講座を開催いたしました。2022年度(2022年10月~2023年9月)においても,特別講座を4回にわたり開催する予定です。シティズンシップ教育研究初心者の方やこれから研究を深めていきたいとお考えの方々の積極的なご参加をお待ちしております。参加費は各回無料となっております。

第11回は当学会理事で武庫川女子大学の大津尚志先生にご登壇いただき、「市民性教育と校則の比較研究」をテーマにお話いただきます。シティズンシップ教育にご関心のあるかた、これから研究に着手したい方などの積極的なご参加をお待ちしております。

第11回の参加申込はこちら

※入会をお考えの非会員の方も参加可能となっておりますので、ご関心のある方にもお声がけをいただけますと幸いです。

日時2023年9月24日(日)16:30~18:00
場所 Zoom(IDならびにPASSはお申し込みをいただいた方に後日ご連絡いたします)
タイトル市民性教育と校則の比較研究
登壇者大津 尚志先生(武庫川女子大学)
参加費無料

概要

発表者はこれまで、フランスを主たる対象として市民性教育および校則の国際比較研究を行ってきました。両者にはつながりがあると考えております。

近年、校則に関する教育を日本においても市民性教育の一環ととらえる動きがでています。それは、2022年12月にでた「(改定版)生徒指導提要」にも明らかです。日本の校則は国際比較の視点からとらえるとどうなるでしょうか。例えば、他国の校則が「生徒の権利保障」に言及して書かれていることは、表現の自由などの市民性教育の一環と考えることができます。

フランスにおいては、道徳教育と市民教育をおなじカテゴリーとして「道徳・市民」教育の時間が2015年から小学校、中学校、高校ともに設置されています。特に中学・高校では生徒参加制度が法制化されています。学校が民主主義の習得の場であるとされていて、フランス共和国における国会、選挙、法律は学校における学校管理評議会、生徒代表選挙、校則とパラレルであると考えられています。

フランスの「道徳・市民教育」にはどのような実態があるのか、フランスの生徒参加制度とのつながりはどうなっているのか、といった内容の話をする予定です。

情報交換会

ミニ講演会&ディスカッションのあとには、参加者同士の情報共有やネットワークづくりを目的とした情報交換会を開催いたします。お飲み物等をご用意の上、引き続きご参加ください。

日時2023年9月24日(日)18:00~19:00
場所Zoom(ミニ講演会&ディスカッションと同じIDを使用します)

<今後の予定> 今後も引き続き特別講座を開催します。

〈運営〉 日本シティズンシップ教育学会事務局 運営責任者 由井一成(早稲田大学)

〈文責〉第11回特別講座担当 玉井慎也(北海道教育大学釧路校・講師)